WC5(新ESXi、VMXNET3、SSD有、vSGA有)のベンチマーク結果
今回は、新ESXi、VMXNET3、SSD有、vSGA有のベンチマーク結果を掲載します。vSGAについて説明します。
これまでは、VMwareがソフトウェアでエミュレートするVSGA 3Dドライバ(512MB)を利用していました。今回は、このソフトウェアの部分を、ハードウェアのGPU支援に変更します。
このGPU支援には、NViDIA GRID K1を利用しています。このGRID K1用のドライバをESXi上にインストールすることにより、ハードウェアは本物のVRAMを利用できるようになります。
ここでは、グラフィックドライバは既にインストールしています(NVIDIA-VMware_ESXi_5.5_Host_Driver_340.32)。その後、Hozironの管理画面で、該当PCの3Dレンダラーを「ハードウェア」にして、VRAMを最大の512MBにします。
ESXi上でgpuvmコマンドを発行すると、以下の表示が出力されます。
# gpuvm
Xserver unix:0, PCI ID 0:8:0:0, GPU maximum memory 4173824KB
pid 45176, VM "wc5", reserved 131072KB of GPU memory.
GPU memory left 4042752KB.
Xserver unix:1, PCI ID 0:10:0:0, GPU maximum memory 4173824KB
GPU memory left 4173824KB.
ここでwc5という名前のVMがハードウェアGPUを利用することが可能です。なお、sVGA形式での利用は最大32ゲストOSです。VRAMが16GBであり、ゲストOSが512MB最大であるため、このような最大接続数になっていると考えられます。
Windowsエクスペリエンスインデックス。ゲーム用グラフィックスが3から3.6に上がっているが、それ以外は変わらず。
dxdiagでは以下の表示が出ます。VMwareの3Dドライバです。
super pi
iometer
CrystalMark。OGLだけ1187上昇した。
iperf
[ ID] Interval Transfer Bandwidth
[ 3] 0.0-10.0 sec 817 MBytes 685 Mbits/sec
PCMark7も1187上昇。
Peacekeeperはあまり変化がなかった。
FFXI benchは2311(High)ソフトウェアEDより1283上昇。
DQX bench。ただし、キャラクタが表示されなかったため、参考数値です。